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当サイトに登録されている日記一覧ずいぶん前に、三菱motion周辺ツール「MTworks2」を買っていたのですが、色々忙しくて使ってませんでした。
今ならキャンペーン中(pdf)で、(2009年3月31日まで)1万円ぽっきりで手に入ります。 ・・知っていたら待ったのに。。
使い勝手
以下の点が改善されています。
編集アプリケーションが一本化
これまでは、motionOS(SW13、SW22、etc・・)毎にアプリケーションが別々だったのだけれど、ようやく一本化されてすっきりした。
使いやすい編集画面
1ペインでシステム設定・サーボ設定・SFCプログラム編集などが行えるし、左側のプロジェクトエクスプローラーでSFCやサーボプログラムなども同時に一覧できるので、編集がやりやすい。 SFC編集時にもSFC図の拡大/縮小が可能で、最近のアップデートでSFC図のシンボルが水色になって見やすく改善された。
複数のプロジェクトが開ける
周辺ツール自体、1つしか開けなった。 サブproject画面でもうひとつだけプログラム編集は開けたが、システム設定その他は1つだけだった。 今回ようやく複数のプロジェクトを開けるようになって、他プロジェクトとの比較やコピペが非常に楽になった。(もちろん、同じプロジェクトは2つ開けない)
1プロジェクトあたりのファイル数が大幅に減った
今まで、非常識ともいえるファイル数(5000/1プロジェクト、等)を扱っていたので、プロジェクトの開く/保存・閉じる時の待ち時間がばかにならなかった。 今回根本的に改善し、時間とパソコンのパワー浪費が抑えられた。
また、プロジェクトをサーバーに保管したり、USBメモリなどでコピーする際にも 結果として大幅に速度アップされた。
デジタルオシロがwindows仕様に
念願のwindows仕様のデジタルオシロが搭載された。 これまでいかに使いづらかったかを、改めて実感できる。 グラフ印刷もEXCEL変換せずにできる。
前のほうがよかったこと?
あくまで個人的な見解ですが、以下は前のほうがよかったかも?
- SFCのデータが、テキストでなくバイナリファイルになってしまったので、以前のようにテキストで中身を見たり、編集したりできなくなった。 (そんなことしていた人間は私くらいか。)
- デジタルオシロのグラフ印刷機能ができたお陰で、EXCELグラフ変換が無くなった(?)ようで、EXCELのグラフ作成は自分の手でしなければならない。(たいした手間ではないけど)
- 編集画面、なんだかわからないけれども、開いているだけでCPUパワーを相当消費している。。
こんな感じですが、自分的にはどんどんつかってみようと思います。
以上
VirtualBox仮想OSからUSB通信
明らかにメーカー推奨ではないアングラ情報ですので、自己責任でお試しということで。
PCの仮想化ソフトの中で、VirtualBoxを使って仮想OS内から三菱のUSB通信ドライバで通信が使えるかどうか、試してみました。 なんと、OKです!
- まず、ゲストOSをシャットダウン状態にします。
- ホストOSのVirtualBoxの設定で、USBデバイスを追加します。
- ゲストOSを起動し、そのUSBデバイスを指定して、USBケーブルをPLC(ないしはモーション)と接続します。
- ホストOS側で、VboxUSBドライバがインストールされます。
- ゲストOS側で、本来のUSBドライバを要求してきたらインストールします。
以上の手順で、三菱のシーケンサQ06HCPU、モーションQ173CPUに、ゲストOSからUSB接続できました。 これはすごい。
上の画像は、ゲストOSでモーション、ホストOSでシーケンサをモニタしてみたところです。
今まで、モーションは1つのUSB接続先しか選べませんでしたが、これならホストOSとゲストOSで別の接続が可能な気がします。 但し、USBハブはルートハブしか認識しないっぽいので、ノートPCでUSBポートが2つしか無かったりする場合は、少々厳しいですね。
VirtualVBoxの使用感
- 速度的には、MicrosoftのVirtualPC2007に比べて十分に速い。 特に共有ドライブ経由のアクセスがかなり速く安定した印象。 スクリーンショット中の、いつも仕事で使うmotionのツール。1プロジェクトでファイル数5000くらいを一気に開いたり保存したりするので、そのメリットを十分に受けられそう。
- サスペンド時間は同等で、レジュームがかなり速い。
- ゲストOS起動中にホストOSで感じる「重さ」も、VirtualPCよりは軽いように思う。
- ホストで接続したネットワークサーバーの共有ドライブが、 VirtualBoxの共有ドライブ設定で接続可能。 さすがに印刷まではできない。
- あと、VirtualPCでできた仮想ホストのデスクトップへのファイルの直接ドラッグ&ドロップが、できない。
win98は
試しに、windows98もVBoxに変換してみたが、これは全くだめ。 速度が遅すぎ。 何か不都合な原因があるのだろうが、win98はVirtualPCに戻した。
ライセンス
個人用途・教育・評価用途に限り無償。 法人用途では100ユーザー以上から販売するらしい。 一人で仕事に使う場合は、ずっとサポート無しで評価し続ければ問題ないのかな・・