SFC演算時間[2]のうち、数値演算の部分が多いかと思えば実はそれほどでもなくて、SFCの図の移行や選択分岐[3]・並列分岐[4]/結合 などが結構な負担になっています。 イベントタスク[5]で処理する場合など、SFC図の描き方次第で、設定周期で回りきれないソフトになてしまうことも、しばしばあります。
このうち、いくつかの方法を用いることで、分岐を減らすことができますので、その例を紹介します。
数値計算の結果を上限制限をかける必要がある時に有効です。
この例では、サーボの速度変更をかける場合を想定します。
選択分岐[3]を2つ減らした結果、左の図ではQ173:460μs→207μs、QD173:165μs→74μs に短縮の可能性があることがわかります。 実際にこのプログラム[7]を書くのはそう難しいことではありませんが、可読性が落ちるのでデバグは少々面倒です。
注意:この図のSFCをイベントタスク[5]とする場合は、連続移行数[12]=1にします。 2以上のn回だと、1回のイベントでn回計算されるため、負荷が跳ね上がります。
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