以下、工事中です。。
三菱のモーションコントローラでは、「仮想モード」という特殊なモードが使えます。一言で言うと
、
「サーボモーターを廻すためのパルス計算の連鎖機構を絵で直感的に表現したモード」
とでも言えるでしょうか。
これを使うと、相当に複雑な動きや冗長な動きを、「一見シンプル」にできる場合があります。
但し、難しさも倍増ですし制約事項も多いですから、よほど「仮想モードでないとだめだなあ」とか「これこそ仮想モードで動かすべき」という理由が無い限り、採用は見送るべきです。
MelfansWebの掲載マニュアルの中から、メカ機構プログラムガイド(XCHN98X302-A(9809)ROD)をダウンロードして一読をお勧めします。 DOS・OS2時代の古い資料なので現状との相違点も多いですが、マニュアルではさっぱり分からないことが、割とまとめて書いてあるので。
電源を入れたときはリアルモードであるし、原点復帰はリアルモードで行うものであるからして、リアルモードのマニュアルは必須です。 また、仮想サーボモーターを廻すときも記述法はリアルモードのサーボプログラムに準拠するので、仮想モードのマニュアルでは省略されている場合があります。
外部からの2相パルス入力に同期する場合でも、内部で仮想サーボを廻してパルスを発生させる場合でも、基本は「パルス計算の連鎖」で出力を引き出します。
そのため、出力モジュールが「電子カム」以外では、モーターがJ2S→J3に変わるとモーター1回転あたりの実パルス数が変わるので、ソフトのコードも変更しないといけません。
サーボパラメータの「1回転パルス数」を変えるだけでは、仮想モード中の計算には変化ありませんので不足です。
リアルモード←→仮想モード のモード切り替えには様々な制約があるが、特に
仮想切替 を参照