用語集

C言語コントローラの関数処理時間一覧

　各C言語コントローラの、関数処理時間を一覧にまとめて比較する。　一目でわかるのは、「ハイエンドモデル」と位置付けられた最新の「Q24DHCCPU-V」のダントツの遅さである。

(Q06CCPU-V-B は、Q06CCPU-Vとほぼ同じなので省略する。)

なお、マニュアルから抜粋の以下の条件下での数値とのこと。

バスインタフェース関数およびMELSEC 通信関数を使用した1 本のユーザプログラムが，タスクプライオリティを100 に設定して実行された場合に，関数の処理に要する時間を下記に示します。
Q06CCPU-V-B の場合は，MELSEC 通信関数を使用できません。

バスインタフェース関数およびMELSEC 通信関数の処理時間は，OS の動作状況，ユーザプログラムの実行状況，ベースユニットへの装着位置，ベースユニットへ装着しているユニットの種類によって多少変化します。
下表のアクセス時間は，各関数の処理時間の目安として参照してください。

バスインタフェース関数の処理時間

I/Oアクセス時間 (単位：μs)

入力

シングルCPU システムの構成時に，入力ユニットQX42（入力番号：X0~）へアクセスした場合

出力

シングルCPU システムの構成時に，出力ユニットQY42P（出力番号：Y0~）へアクセスした場合

バッファメモリアクセス時間 (単位：μs)

CC-Link ブロック保証なし

• シングルCPU システム構成時に，サイクリックデータ局単位ブロック保証なしのQJ61BT11N（先頭I/ONo.：0）へアクセスした場合

• シングルCPU システム構成時に，サイクリックデータ局単位ブロック保証ありのQJ61BT11N（先頭I/ONo.：0）へアクセスし、サイクリックデータ局単位ブロック保証の対象外のバッファメモリへアクセスする場合

  関数名	通信サイズ	Q24DHCPU-V	Q12DCPU-V	Q06CCPU-V
  QBF_FromBuf	1ワード	509	16	17
  	64ワード	567	41	44
  	512ワード	800	217	223
  QBF_ToBuf	1ワード	473	16	19
  	64ワード	525	41	43
  	512ワード	778	208	215

  
  

CC-Link ブロック保証あり

シングルCPU システム構成時に，サイクリックデータ局単位ブロック保証ありのQJ61BT11N（先頭I/ONo.：0）へアクセスし、サイクリックデータ局単位ブロック保証の対象のバッファメモリへアクセスする場合
CC-Linkリフレッシュ方式＝自動の場合は、　手動時の処理時間 + (0~CC-Linkユニットのリンクスキャンタイム)

CC-Link 以外のユニット

シングルCPU システム構成時に，QJ61BT11N 以外のインテリジェント機能ユニット（先頭I/ONo.：0）へアクセスした場合

マルチCPU共有メモリ 自号機自動リフレッシュ

マルチCPU システム（1 号機：Q25HCPU，2 号機：C 言語コントローラユニット） 構成時に，自号機のCPU 共有メモリ（自動リフレッシュエリアまたはユーザ自由エリア）へアクセスした場合

マルチCPU共有メモリ 他号機自動リフレッシュ

マルチCPU システム（１号機：Q25HCPU，2 号機：C 言語コントローラユニット） 構成時に，１号機のCPU 共有メモリ（自動リフレッシュエリアまたはユーザ自由エリア）へアクセスした場合

マルチCPU共有メモリ 自号機高速通信エリア

マルチCPU システム（１号機：Q26UDHCPU，2 号機：C 言語コントローラユニット） 構成時に，自号機のCPU 共有メモリ（マルチCPU 間高速通信エリア）へアクセスした場合

マルチCPU共有メモリ 他号機高速通信エリア

マルチCPU システム（１号機：Q26UDHCPU，2 号機：C 言語コントローラユニット） 構成時に，１号機のCPU 共有メモリ（マルチCPU 間高速通信エリア）へアクセスした場合

MELSEC通信関数

MELSEC 通信関数の処理時間は，通信する対象ユニット，通信経路および通信するデバイスにより変動しま
す。通信する対象ユニットがシーケンサCPU の場合は，シーケンサCPU の動作状態，シーケンススキャンタ
イムおよびリンクスキャンタイムなども，処理時間が変動する原因になります。

C 言語コントローラユニット専用関数 (単位：μs)

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