用語集
つーぽーとめもり
2ポートメモリ
三菱Aシリーズモーションコントローラーで採用されていたメモリ方式。
シーケンスCPU(SCPU)と、モーションCPU(PCPU)が、同じメモリ領域を読み書きするため、以下の長所・短所がある。
長所:
・QシリーズモーションのようなQバス「共有メモリ」が必要なく、同じデバイス番号を参照できるため、ソフトの可読性が良い。
・他方の書いた情報が即座に反映され遅れがないため、インタロックを相互に組みやすい。
・モーション周辺ツールの「デジタルオシロ」で、シーケンスで使用しているデバイスを直接モニタできる。
短所:
・シーケンサ側とモーション側で、1ワード単位できちんと書き込み権限を区分けしてデバイス設計が必要。 特にBitデバイスでは先頭(0)から16の倍数で、シーケンサ側とモーション側の区切りを分けて使用しないと、他方のCPUで上書きされてしまうトラブルが発生する。
・モーション側のシステムデバイス数が多いため、シーケンスで使えるデバイスも減ってしまい、デバイス数が足りなくなる。
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投稿者:なーお 投稿日:2008年1月6日() 閲覧回数:5994