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対象モジュール | ブログ |
件名 | 高速データロガーを使ってみた |
要旨 | 三菱から新製品 三菱電機から1月に出た新製品、「高速データロガーユニット」(QD81DL96) を、テスト用に買ってみました。 今ならキャンペーン中で、Q03UDECPUと1Gbのコンパクトフラッシュが付いて、9万8千円。 ... |
- Re: 高速データロガーを使ってみた
- 投稿者: なーお 投稿日時: 2009/3/2 14:00
高速データロガーユニットの続報です。
使ってみないと分からない情報ですので、掲載しておきます。問題点
EXCELレポート機能を使って、トリガロギングを行う場合。
よくMX-sheetでやったりするシンプルな機能なのですが、レポート(日報)を1日1回保存までなら問題ないのですが、これを1日2回以上に分割して(直報を)行おうとすると、不都合が生じます。
(トリガ機能をロギングトリガとして使っていない場合は、トリガ信号で保存をかけられるので回避可能です。)原因
レポートのファイル保存と、その作成元となるトリガーロギングのバイナリーファイル保存を同期する方法に、制約があります。
これらのタイミングが同期していないと、レポート内容が更新されなかったり、最悪は空のレポートになってしまったり、意図したレポートにならない可能性が生じます。- EXCELレポートファイルの保存は、8つまでの複合OR条件を保存トリガ設定が可能です。
- ところが、トリガーロギングのほうは、バイナリーファイルの保存条件として、
- 行数(レコード数)指定
- ファイルサイズ指定
- 条件指定
- 定周期(1~86400秒)
- 時刻指定 ・・・ 設定は1つだけしかできない。
- ユニット起動時
- トリガロギング単位
となっています。 この中で、条件指定の時刻指定を、EXCELレポートファイルの保存直後にしたいのですが、この設定が1つしかできないために、2回以上の保存の場合にはこの方法は使えません。
「トリガロギング単位」では残念なことに、データ取得に既にトリガを使っていますので、これを設定するとデータを取得するたびに、設定されたトリガ後行数を取得してファイルが変わってしまいます。
ファイル保存の設定を、トリガ設定と同様に複数OR条件指定が可能なように、改善を望まれます。 現状、この点に関してはMX-sheetの機能も補完できていません。
まとめ
以上のように、トリガロギング結果を1日2回以上(分割して)、EXCELレポートで取得しようとすると、素直な方法ではできないようです。
他に方法がないか三菱に聞いていますので、分かり次第報告します。
ちなみに、KEYENCEのDT-100Aでは可能らしい。 ただ、通信先CPU毎に1台ずつ必要になるので、複数台のCPUと通信する場合は総合価格がアップしてしまいます。