Re: 高速データロガーを使ってみた
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対象モジュール | ブログ |
件名 | 高速データロガーを使ってみた |
要旨 | 三菱から新製品 三菱電機から1月に出た新製品、「高速データロガーユニット」(QD81DL96) を、テスト用に買ってみました。 今ならキャンペーン中で、Q03UDECPUと1Gbのコンパクトフラッシュが付いて、9万8千円。 ... |
投稿ツリー
- Re: 高速データロガーを使ってみた (なーお, 2009/3/2 14:00)
- Re: 高速データロガーを使ってみた (なーお, 2009/3/3 18:55)
- Re: 高速データロガーを使ってみた (なーお, 2009/3/6 11:37)
- Re: 高速データロガーを使ってみた (なーお, 2009/3/10 17:57)
- Re: 高速データロガーを使ってみた (なーお, 2009/3/13 11:35)
トピック
- Re: 高速データロガーを使ってみた (なーお, 2009/3/2 14:00) ★表示中トピック
- 不思議な仕様と、バグ報告 (高速データロガー) (なーお, 2009/3/19 23:02)
Re: 高速データロガーを使ってみた
msg# 1高速データロガーユニットの続報です。
使ってみないと分からない情報ですので、掲載しておきます。
問題点
EXCELレポート機能を使って、トリガロギングを行う場合。
よくMX-sheetでやったりするシンプルな機能なのですが、レポート(日報)を1日1回保存までなら問題ないのですが、これを1日2回以上に分割して(直報を)行おうとすると、不都合が生じます。
(トリガ機能をロギングトリガとして使っていない場合は、トリガ信号で保存をかけられるので回避可能です。)
原因
レポートのファイル保存と、その作成元となるトリガーロギングのバイナリーファイル保存を同期する方法に、制約があります。
これらのタイミングが同期していないと、レポート内容が更新されなかったり、最悪は空のレポートになってしまったり、意図したレポートにならない可能性が生じます。
- EXCELレポートファイルの保存は、8つまでの複合OR条件を保存トリガ設定が可能です。
- ところが、トリガーロギングのほうは、バイナリーファイルの保存条件として、
- 行数(レコード数)指定
- ファイルサイズ指定
- 条件指定
- 定周期(1~86400秒)
- 時刻指定 ・・・ 設定は1つだけしかできない。
- ユニット起動時
- トリガロギング単位
となっています。 この中で、条件指定の時刻指定を、EXCELレポートファイルの保存直後にしたいのですが、この設定が1つしかできないために、2回以上の保存の場合にはこの方法は使えません。
「トリガロギング単位」では残念なことに、データ取得に既にトリガを使っていますので、これを設定するとデータを取得するたびに、設定されたトリガ後行数を取得してファイルが変わってしまいます。
ファイル保存の設定を、トリガ設定と同様に複数OR条件指定が可能なように、改善を望まれます。 現状、この点に関してはMX-sheetの機能も補完できていません。
まとめ
以上のように、トリガロギング結果を1日2回以上(分割して)、EXCELレポートで取得しようとすると、素直な方法ではできないようです。
他に方法がないか三菱に聞いていますので、分かり次第報告します。
ちなみに、KEYENCEのDT-100Aでは可能らしい。 ただ、通信先CPU毎に1台ずつ必要になるので、複数台のCPUと通信する場合は総合価格がアップしてしまいます。
Re: 高速データロガーを使ってみた
msg# 1.1ほぼ解決
上記の問題は、
取り急ぎ、以下の方法でできそうですね。
(以下、保存を1日2回に分離するとして・・)
- トリガロギング設定、レポート設定とも、2回分それぞれの分を作成(各2設定)
- トリガロギング設定の、「トリガ」設定で、各々の監視する時間に応じた「期間設定」をする。 こうすることで、バイナリファイルも監視時間分だけロギングされた物が2ファイル別々に作成される。
- 2つに分けたレポート設定で、それぞれのレイアウト設定にて、上記の夫々のバイナリデータを指定する。
ただ、この方法でも時間指定だけなので完璧ではないです。 切り替わり時刻にちょうど収集トリガが立った場合を考えると、データを取りこぼす危険性があります。
バイナリファイル保存もトリガ指定したいですね。
そうすれば、EXCELのファイル保存とのタイミングを、PLC内シーケンスで調整できます。
しかし、もっと使いやすくならないものかねえ。。 これだと3交代職場の直報は、3つずつ作らないと・・
次期バージョンに期待しますか。
Re: 高速データロガーを使ってみた
msg# 1.2Re: 高速データロガーを使ってみた
msg# 1.2.1うーん。。 訳のわからない仕様が判明し、上記のタイミングチャートではうまくいかないですね。
EXCELレポート保存時、バイナリファイル2つを参照する
EXCELのレポートファイルを保存する際に参照するバイナリファイルファイルは、最新の2つとのことです。 そんなこと、マニュアルにも書いてないし、分からないよ!
全く意味不明な仕様ですが、とにかく上記のタイミングチャートでは古いほうのファイルのデータも引っ張ってきてしまうので、日報にはなり得ません。
解決策案
先にバイナリファイルを更新しておくことで新しいバイナリファイルを空にし、古いほうのバイナリファイルに必要なデータを残します。 これら2つのファイルから日報に保存される。。。 ということで大丈夫になりそうです。
ハンドシェイクが必要であれば、シーケンサ側でバイナリファイル名の変化をバッファメモリで見て、それで日報ファイル保存のトリガを掛けます。
Re: 高速データロガーを使ってみた
msg# 1.2.1.1もうひとつ、新たな問題が発覚しました。
データロギングのバイナリファイルの「保存」を時刻指定しても、実際の保存は、その時刻を経過した後の最初のトリガ直後、とのことです。
想像するに、トリガと保存が重なった時のデータ欠損を避ける狙いの仕様だと思います。
ということで、上の投稿でタイムチャートで提案した「日報作成時刻マスク」は役に立たないばかりか、保存時刻を早めに設定したとしても、トリガ時刻が日付をまたいで前後するので、日付変更時刻付近のデータ1つは、当日の日報に入ったり翌日のほうに入ったりするわけです。 (実際には、当日と翌日の両方に入るデータが1つ存在するので、EXCELにマクロを乗せて余分なデータを削除する方法をとりました。)
この件も、マニュアルで見つけられません。
あ”ーもう、融通が利かなすぎます。
こんな単純な日報すらまともに作成できない製品だとは。 まったくもって、イヤになってきた。。